DPを始めよう

 DPを始めよう。

 DPは楽しい。

 DPをやるとモテる。

 DPをやると痩せる。

 

 後ろ二つは嘘です。いや、DDRのDPやったら痩せる気がしますね。多分SPでも痩せますけど。

 

 そう、DPとはDouble Playのことです。

 僕がDPと言う時は基本的にIIDXのDPのことを言っています。

 

 もっとDPの魅力を皆さんに知ってもらいたいです。そしてDPをやる人が増えたらいいな、と思う。だって、(比較的)上級者の僕がデカい顔できるから。たくさんの人と切磋琢磨しながら、ゲームの楽しさを共有したいから。

 

 だから、今日は、DPについてちょっと語ります。

 少々長いです。

 でも、IIDXをやっている人や、少しでもIIDXに興味がある人が読んでくれたら嬉しいなぁ。

 

  • Q.DPって難しくない? A.難しくないよ
  • Q.なんで難しくないの? A.密度が低いからだよ
  • Q.両側見るの大変でしょ A.正直言うと別に……
  • DPを始める人にオススメなプレイ方針

 

 大体そんな感じで書いていきます。

 多分この辺は後日ちゃんと体系化します。とりあえず今書ける分だけ書いちゃいますね(以前、全部書き上げてからアップしようとしてたけど挫折したので、できる部分からやっていくことにしました)。

 

 

Q.DPって難しくないの?

 → A.難しくないです。

 SPのように全白(すべての譜面をハードクリアすること)を目標にしたら、それはもう大変なことになるわけですが、少なくとも、音楽を聞いたり、譜面を捌いて演奏感を味わうことを楽しむ分には、多くの人が思っているほど難しいものでもないはずです。

 

Q.なぜ難しくないの?

 → A.実はSPとノーツ量があまり変わらないからです。

 beatmania IIDX 22 PENDUAL/旧曲総ノート数リスト - BEMANIWiki 2nd

 こちらをご覧いただければ一目瞭然。

 まあ物によっては、同じ曲でもSPからは想像もできないような譜面が搭載されたりしている曲もあるにはありますが、基本的にはSPの譜面と比較して、同Lv帯であればノーツ数自体はあまり変わらないことがほとんどです。

 もちろん、ノーツが少ない事だけが「難しくない」ことの直接的な理由ではありませんが、恐らく多くの人が気にしているであろう「2倍の画面領域を見ないといけない」事へのプレッシャーが、この事実を知ることで少しでも緩和されればなぁ、と思う次第です。

 2倍の広さの画面に対して、同じ量のノーツが流れてくるということは、単純計算で、密度は半分になるんですよね。

 ここがいちばん伝えたかったポイントなので全部太字にしちゃいました。装飾のセンスなさすぎ。

 そんなわけなんで、適正なスピードでプレイしてさえいれば、めちゃくちゃ高難易度な譜面じゃない限り、割と見えるようになってきます。

 

Q.両側見るの大変でしょ

 → A.実を言うと見てるような見てないような……?

 さて次はこちらをご覧いただきましょう。プレイヤーは僕ではありませんが。

 もし余裕がありそうなら左右を比較しながら見ていただくと分かりやすいですが、無理そうなら左だけ注視してみてください

 

 ……そうです、IXIONのDPA譜面は、(僕の体感で)9割5分で「左手は4つ打ちしか降ってこない」んです。

 

"PSYCHEDELIC TRANCE" IXION

 IXION DPAの譜面です。すごいなこれ。

 

 実はDPの譜面は「片側がリズム、逆でメロディ」「数小節で左右が入れ替わる」というものが非常に多いです。

 なので、「曲をよく聞いて、曲を構成している音を理解し、どのボタンにどの音が割り当てられているかある程度見当をつける」ことにより、「どちらか片手の動きをほぼ自動化できる」譜面が多いです。

 

 IXIONはものすごく極端な例で、ずっと左手で4つ打ちしてるので「左右が入れ替わる」という点については該当しないんですけど、初心者でも絶対に分かる例として優秀だと判断したためピックアップしました。

 ある程度DPができるようになってくると、たとえIXION DPAを初めて見る人でも、「左手は4つ打ちでいけるな」ということに気が付きます。と同時に「いつ左右が入れ替わるんだろう。左手(非利き手)こんなに器用に動かないよ」とか考え始めちゃって気が気じゃなくなったりもしますけどそれはまた別の話。

 とにかく、その気づきがものすごく大事で、これさえあれば「両側を端から端まで全部見て譜面を把握する」といったことは必要なくなります。そしてそこに気づくためのセンスは、特別な練習をしなくても、通常のDPでのステップアップ(モード名のことじゃないよ)をしていけばそこまで労せず磨かれていくかと思います。

 

 気づいて、譜面を見るコツが分かってきても、実際手が動かなかったらどうしようもないじゃん、という話もあるんですけど、そこらへんは次の項でちょっと登場するホームポジションなんかと併せて後日また別の記事にしたいと思います。

 

DPを始める人にオススメなプレイ方針

 さあここまで読んできたあなたはもう、「あれ、もしかしてDPって簡単なんじゃね?」と思い始めたはず。

 もし思っていないなら、思うようになるまで、読み返してきてください。嘘です、ごめんなさい。

 「ちょっとやってみようかな」と思ってくださる人が少しでも増えたら冥利に尽きます。

 

 でも、実際何から始めたらいいか分からない、そんなあなたには僕からオススメのプレイ方針をお伝えさせてください。もちろんそれがすべてとは言いません。

 

①段位認定を、完全に行き詰るまで、下からひたすらやる

 正直これはやってもやらなくてもいいかもしれません。一番最初ってどの指でどのボタンを押すか全然分からない、っていう段階だと思いますし。ただ、ホームポジションを覚えて2,3回やれば、恐らく一番下の級位は合格できるようになっているかと思います。ホームポジション等については話がかなり具体的になってくるのでまた後日、記事を分けて書くこととします。「早くDPがやりたい!お前がのろのろブログを書くのなんて待ってられない!」という奇特な方がいらっしゃったら、申し訳ありませんがご自分で調べていただけると助かります。

 

②STEP UPをやりながら、Lv7の譜面を、どれか1つでもいいので安定して確実にクリアできるようになることを目指す

 (やってもやらなくてもいい段位粘着を終えて)

 ホームポジションが安定してきたら、STEP UPをやりこみましょう。自由に選曲できないことにストレスを感じるかもしれませんが、集中的にプレイすれば、数日もあれば大半のノーマル譜面には食らいついていける腕前になっているかと思いますので心配ご無用。好きな曲で遊べるようになるまで、ちょっとだけ我慢です。

 しばらくSTEP UPモードを中心に、Lv7が安定して確実にクリアできるようになることを目指しましょう。

 どうしてLv7かというと、PASELIでのプレイ時にEXTRA Stageに進出するための条件が「Final StageでLv7以上の曲をクリアする」だからです。

 「ん?」と思ったあなた。そうです、SPではそこがLv8なんです。でも、DPではLv7でいいんです。僕は最初このことを知らずに、Lv8が安定するまでずっと段位ばかりやってました。そんな勿体ないことをする人が生まれないように、この点については警鐘を鳴らしていきたいです。

 「Lv7が(ASSISTED EASYでもいいから)クリアできるようになったらSTANDARDで4曲遊べるよ」

 これを励みにSTEP UPを頑張りましょう。

 

 さて、仰々しくナンバリングしたものの、実は重要なのはこの2点だけです。

 この2点さえおさえていれば、もう立派なDPer(Double Player)になれます。STANDARDでEXTRA Stageまで到達できるようになれば、初心者卒業といえるでしょう。

 STANDARDをパセリで遊べば、SPADAから登場したVディスクシステムで、1曲目と2曲目はFAILEDしても次のStageに進めます。好きな曲が遊べる上に保証つき。素晴らしい。そんなゲームをしてみたいと思いませんか。

 「いやSPでいいっしょ」という話になりますね。わかります。

 でも、まっさらなフォルダを新たに塗りつぶしていく快感、病み付きになりますよ。それに、今なら、SPADAで登場した「オープンユアワールドシステム」で、STANDARDモード中にSPとDPを切り替えることができます

 

ktktiws.hatenablog.com

 

 ……この記事では「オープンユアワールドシステムいらなくね?」とか言ってますけどね……

 でもそれって、「現状の使われ方がいまいち不明だから」っていう部分があって、もしDPに興味を持った人が活用してくれるのであれば、十二分に活きてくるシステムだと思うんですよね。だから、このシステムをきっかけにDPerが増えるのであれば、僕の「SPとDPでプレイ回数を分けて集計できるようにして欲しい(そのためにオープンシステムを廃止してほしい)」というワガママはしまっておこうかな、と思っています。

 

 せっかく搭載されてるシステムなので、皆さん有効に使いましょう。そしてDPを始めましょう。

 

 急にざっくりまとめてしまいましたが、とりあえず思いつきで書けるのはここまで。

 ホームポジションの話とかしてないし、具体的な練習方法とかも、自分の中ではある程度確立してるものがあるので、いつになるかは分からないけどまた別の記事を書きたいと思います。

 

 

 

 ……気づいちゃったけど、「DPの魅力を伝えたい」って書き始めたのに、結局何が面白いのか全然書いてないですね。

 でも、細かいことはいいんです。やりゃ分かる。やってみろ。あと、DPやってるとこは見た目が派手だから、なんかちょっといい気分になるぞ。

 

 最後の最後なんですけど、DPやるとSPが上手くなるとか下手になるとか気になる人もいるかもしれませんが、そこは一長一短です。DPをやることにより手が器用に動かせるようになるのでSPにフィードバックできると思いきや、DPにかまけてSPを疎かにしたせいで腕前が鈍る、なんてこともあります。僕が体感できているのはその辺ですが、人によってメリット・デメリットの出方は異なるでしょう。SPを極めたい人には無理に勧めることはしませんが、マンネリ気味になってきたら気分転換にDPをやってみるのはどうでしょう、といったところです。ちなみに僕はLincle~TricoroでSP九段から十段にかけて分厚い壁が存在するのを感じて、DPに逃げたクチです。結果的に今はDPメインになっていますが、楽しいでそれでよしとしています。以上。

 

 

 ここまで読んでくださってありがとうございます。

 いつものことですけど、飛ばしてきた人はちゃんと最初から読んできてね。そしてDPを始めろ。わかったか。